少女漫画の中では一番好きと言っても過言ではないくらい、大好きな作品です。
両親を失い心を閉ざした蝶子と、心に闇を抱える偏屈な小説家。
美しい言葉選びや丁寧な場面など、漫画でありながら純文学を読んでいるようでした。
花を育てることで自らの闇を抜けた蝶子と、未だ闇の中にいる京。しかし蝶子の存在によって、京も徐々に救われていく。
「孤独」「闇」という重いテーマを抱えながらも、京の担当である秋山の明るさや、子供っぽい部分を見せる京、蝶子が緊張したあまり秋刀魚で京を叩くなど、笑える部分もたくさんありました。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
花の名前 1 (花とゆめCOMICS) コミック – 2005/6/4
斎藤 けん
(著)
中古品につき多少の傷み・汚れ・日焼け等はありますが、状態は良好です。
- 本の長さ172ページ
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日2005/6/4
- ISBN-10459218825X
- ISBN-13978-4592188254
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 白泉社 (2005/6/4)
- 発売日 : 2005/6/4
- 言語 : 日本語
- コミック : 172ページ
- ISBN-10 : 459218825X
- ISBN-13 : 978-4592188254
- Amazon 売れ筋ランキング: - 539,580位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
38グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2006年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
簡単なあらすじ内容を読んで興味を持ち買いました。
読んで感じたのは、とても空気が柔らかいということでした。
作者さんの人格から出るものなのかはわかりませんが
時間がとてもゆったりと流れていきます。
親を事故で失い、悲しみにくれるまま親戚の作家の家へ居候することとなった主人公蝶子。
蝶子より12歳年上の作家、京は愛想が悪くぶっきらぼうだが蝶子を傍に置くことで
二人をモデルにした、一冊の小説を書き上げます。
京の身の回りの世話をし、荒れ果てた庭の手入れをするうちに徐々に悲しみから救われていく蝶子と
その蝶子を、不器用ながらも見守り続ける京の思いが
本当にふんわりと真綿のような雰囲気で描かれています。
1巻での絵はお世辞にも上手とはいえません。
その点で星は4つにしましたが今後の成長に期待しています。
読んで感じたのは、とても空気が柔らかいということでした。
作者さんの人格から出るものなのかはわかりませんが
時間がとてもゆったりと流れていきます。
親を事故で失い、悲しみにくれるまま親戚の作家の家へ居候することとなった主人公蝶子。
蝶子より12歳年上の作家、京は愛想が悪くぶっきらぼうだが蝶子を傍に置くことで
二人をモデルにした、一冊の小説を書き上げます。
京の身の回りの世話をし、荒れ果てた庭の手入れをするうちに徐々に悲しみから救われていく蝶子と
その蝶子を、不器用ながらも見守り続ける京の思いが
本当にふんわりと真綿のような雰囲気で描かれています。
1巻での絵はお世辞にも上手とはいえません。
その点で星は4つにしましたが今後の成長に期待しています。
2007年3月13日に日本でレビュー済み
私はWithのほうでこの方を知って、買いました。
LaLaでそれを読んでた時、もう少し違うテーマなら好きかもな〜と思っていて、
「花の名前」に出会いました。
第一印象こそ「く、暗い。。」と思いましたが、
今ではすごく大切な作品です。
何回も読み直すことができないのに、とても印象深くて。
設定のすべてのエピソードがでてこない、みたいな、リアリティ。
マンガだけど、読み手が何かを想像する、構成。
絶対これからどんどん有名になると思う漫画家さんです。
LaLaでそれを読んでた時、もう少し違うテーマなら好きかもな〜と思っていて、
「花の名前」に出会いました。
第一印象こそ「く、暗い。。」と思いましたが、
今ではすごく大切な作品です。
何回も読み直すことができないのに、とても印象深くて。
設定のすべてのエピソードがでてこない、みたいな、リアリティ。
マンガだけど、読み手が何かを想像する、構成。
絶対これからどんどん有名になると思う漫画家さんです。
2007年9月17日に日本でレビュー済み
読んでみなければ分からないおもしろさ。独特の雰囲気を持っているマンガですが、とても笑えて、話もしっかりしているので何度読んでもあきません。マンガを3000冊強持っている私が「特にお勧めしたい少女マンガ」です。
内容を説明するのは難しいです。つまんなそうだと思われると悲しいので。ただ、私は大好きな作品なのでぜひ皆さんに読んでいただきたいです。
内容を説明するのは難しいです。つまんなそうだと思われると悲しいので。ただ、私は大好きな作品なのでぜひ皆さんに読んでいただきたいです。
2005年7月10日に日本でレビュー済み
2005年7月10日現在まで、この本は出た途端に品切れ状態。
いかに雑誌時代からの読者が多かったかがわかり、初コミックスでこのような快挙を出した斉藤先生の力量が感じられる。
作家として暗い深淵の覗かせる京を、堅く閉じたつぼみのような少女蝶子が混じりけのない瞳で見つめながら物語は進む。一方京は、何もかもを失った、からっぽの蝶子に、言葉少なに生きることの意味を教える。荒廃した庭が次第に美しさを取り戻すにつれ、蝶子の乾いた心も潤い、次第に花開こうとする……。少女が立ち直る時、青年も同時に救われていく、そのうつろいをこれほど情緒豊かに綴る作者の今後は期待大、です。
……と、雑誌で追いかけ続けた私の感想です。……早く買わせてください……。
いかに雑誌時代からの読者が多かったかがわかり、初コミックスでこのような快挙を出した斉藤先生の力量が感じられる。
作家として暗い深淵の覗かせる京を、堅く閉じたつぼみのような少女蝶子が混じりけのない瞳で見つめながら物語は進む。一方京は、何もかもを失った、からっぽの蝶子に、言葉少なに生きることの意味を教える。荒廃した庭が次第に美しさを取り戻すにつれ、蝶子の乾いた心も潤い、次第に花開こうとする……。少女が立ち直る時、青年も同時に救われていく、そのうつろいをこれほど情緒豊かに綴る作者の今後は期待大、です。
……と、雑誌で追いかけ続けた私の感想です。……早く買わせてください……。
2006年3月12日に日本でレビュー済み
なかなか好感がもてた話です。
単純に恋をしている話じゃなくて、
自分自身が考えさせられる深い話なんです。
他のマンガについていた作品紹介に「花の名前」が載っていて
なんだかみてみたいなあと思って本屋に見に行ったんですよ。
でも、その本屋にはなくて、他のところに行ってみてもないんです。
いじになって五件くらい行ってやっと見つけた本屋でも、
1冊しか残っていませんでした。
「あんまり売れてない本なんじゃない?」
と姉に言われました。
でも、気になって買ってみてやぱっり正解。
ちょっとでも気になれば読んでみてください。
単純に恋をしている話じゃなくて、
自分自身が考えさせられる深い話なんです。
他のマンガについていた作品紹介に「花の名前」が載っていて
なんだかみてみたいなあと思って本屋に見に行ったんですよ。
でも、その本屋にはなくて、他のところに行ってみてもないんです。
いじになって五件くらい行ってやっと見つけた本屋でも、
1冊しか残っていませんでした。
「あんまり売れてない本なんじゃない?」
と姉に言われました。
でも、気になって買ってみてやぱっり正解。
ちょっとでも気になれば読んでみてください。
2008年9月19日に日本でレビュー済み
一話一話の読み切りとしても、京と蝶子の間でゆっくり進む時間の流れをじっくり追うことも出来る面白い構成で描かれている。
物語の中、昔のつらい時のシーンが頻繁に挿入されているが、お互い照れ屋な部分を持つ2人の性格をぐっと引き立てて行く要素にもなっているのであろう。中だるみすることなく効果的に使われている。
過去の痛み・呪縛からの脱出、安らぎを掴むまでの長い時間をいかに努力を重ねて勝ち取ってきたのか。人間、絶望に打ちひしがれていたとしても、必ず何処かで救いの手はあるのだと、教えてくれた良い作品に出会えたと思う。
追記
眼鏡で着物も格好いいねぇ(台無し)。
物語の中、昔のつらい時のシーンが頻繁に挿入されているが、お互い照れ屋な部分を持つ2人の性格をぐっと引き立てて行く要素にもなっているのであろう。中だるみすることなく効果的に使われている。
過去の痛み・呪縛からの脱出、安らぎを掴むまでの長い時間をいかに努力を重ねて勝ち取ってきたのか。人間、絶望に打ちひしがれていたとしても、必ず何処かで救いの手はあるのだと、教えてくれた良い作品に出会えたと思う。
追記
眼鏡で着物も格好いいねぇ(台無し)。